日常

【アニメ】銀の匙に影響されて養鶏の仕事をしてみた

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転職活動中に農業をテーマにしたアニメ、銀の匙を視聴したのがきっかけで養鶏場に就職しました。

 

特にやりたいことも見つからずに1日中アニメをみまくっていた時に、たまたま出会ったアニメです。

 

主人公の八軒は将来の夢がない中、エゾノーに入学。

 

そこで出会った他の生徒は、家業を継ぐなど、将来の夢を持つ人たちの集まりでした。

 

自分の思うように行かない毎日を動物と自然に囲まれながら成長していく物語は、当時ニートの僕にとんでもなく刺さったアニメです。

 

そして、これをきっかけに農業セミナーに足を運ぶことになります。

 

農業セミナー申し込み

銀の匙に影響を受けた僕は、ネットで農業セミナーについて検索。

 

Google検索の一番上にあったサイトをクリックし、その場の勢いで申し込みをしました。

 

東京物流センター 無料説明会

 

サイトには無料説明会であるということと、日付とマップが記されていたため、埼玉に住んでいた僕は電車に乗り説明会へ向かいました。

 

電車に揺られ、慣れないモノレールに乗り、間違えて羽田空港に行ってしまったのですが、無事に物流センターの説明会につくことができました。

 

 

農業セミナー初参加

参加時の格好は私服。

 

まずは、どんな企業が参加しているのかを知るために会場前で一覧表をもらいました。

 

農業といっても様々なカテゴリーがあります。

 

  • 野菜
  • 果樹園
  • 養豚
  • 畜産
  • 酪農
  • 養鶏
  • etc・・・・

 

色々な企業がいる中、ある一つの企業が目に止まりました。

 

それが養鶏業です。

 

 

養鶏業とは何だ?

養鶏業とは

鶏を飼育し、卵を産ませて出荷したり、ある時期が来ると卵を産んでいた鶏を一気に肉用に出荷するのです。

 

僕の目に止まった理由は、僕が住んでいる場所から来ていた企業だったからです。

 

単純ですね

 

早速話を聞いてみると、意外にも意気投合することができ、連絡先を交換して後日見学へ向かうことになりました。

 

 

見学のために養鶏場へ向かう

人事の方と連絡を取り合い、埼玉県から千葉県の養鶏場がある場所へ車で見学に行きました。

 

2〜3時間車に乗り、養鶏場に到着。

 

車を降りた時に感じた事は「くっせえええ」でした。

 

大量の鳥がいる小屋が5つあるため、嗅いだことのない匂いに鼻がもげそうに・・・

 

まずは事務所に案内をしてもらい、農場長やそこにいた人達にあいさつをしたら早速見学させていただきました!

 

 

農場内を見学

農場内を見学するために用意していただいた紙つなぎと長靴に履き替え、場内を回ります。

 

ちなみに鶏がたくさんいる小屋(鶏舎:けいしゃ)の中は見学できません。

 

僕は外部の人間のため、鶏舎に入って鶏に病気をうつす可能性があるからです。仮にうつしてしまうと全滅の恐れがありますので見学NG。

 

大きい鶏小屋を見ながら先へ進んでいくと、堆肥(たいひ)と呼ばれる肥料を作るところを見学させてもらいます。

 

ここでは鶏のフンを乾燥させて海外へ肥料として送るための場所でした。

 

ここの匂いは半端なかったです・・・・

 

僕が見学に行った時は夏の時期だったのですが、空気が乾燥していたため、肥料になった鳥のフンが風に舞って僕の方に飛んでくるんですよ!

 

紙つなぎを着ているとはいえ、フンを浴びる経験なんてしたことなかったので、正直「帰りてー」としか思えませんでした・・・。

 

そんなこんなで農場内をぐるっと一周し、事務所であいさつをした後は家に帰りました。

 

 

転職or辞退

見学から数日たち、僕は行くかどうかを自分の中で選びました。

 

アニメで見た時はキラキラしてて楽しそうな感じですが、現実はフンが舞っていて地味な作業が多い様子・・・・

 

ですが、ここで動かなければ何も経験できないと思い、人事の方に連絡。

 

面接を行い「ぜひ」との返事をいただいた僕は、晴れて農業の世界へ転職することになりました。

 

 

農業の世界で働き始める

僕は、鳥を飼育する部署に配属されました。

 

まずは、鶏舎に入り、鶏舎内専用の長靴へ履き替え。

 

作業着であるつなぎの上に紙つなぎを着て、ペンライトとメモ帳を持ちながら作業していきます。

 

鶏舎は2階建てになっていて、見ていく場所はいくつもあります。

 

  • 鳥の死骸を発見
  • ケージの破損
  • 卵がきちんと流れているのかどうか
  • エサは出ているのか
  • 水は出ているのか
  • 機械は動いているのか

 

薄暗い鶏舎内を歩き回りながら要チェックしていきます。

 

午前中は見回りで終了。

 

お昼を食べ、午後からは修理やメンテナンス作業に入っていきます。

 

 

体力勝負の仕事

朝からつなぎを着て歩き回り、機械が故障したら修理。

 

鶏は温度、水、エサなど、人間と同じように何かが狂うとすぐに異常が発生してしまい、最悪死んでしまいます。

 

また、鶏に病気を感染させないようにカラスやイノシシ、野生の犬など、害になるものは全て追い払わなくてはいけません。

 

僕は害獣対策としてロケット花火を持ち歩いて、時々農場内で撃っていましたwww

 

 

解剖を経験

どんなに対策をしていても病気にかかってしまい、死んでしまうこともあります。

 

その時にやることが解剖です。

 

体内にある器官にどのような異常が起こっているのかを解明するために行います。

 

 

慣れないことのため、初めは苦戦しますが、徐々に捌き方が上手くなっていきますよ!

 

ですが、捌いている最中、鳥の骨が指に刺さってしまい怪我をしてしまう恐れがあるので、注意してください!

 

 

仕事後に時々ご褒美

養鶏の仕事は生き物を扱っているため、残業はつきものです。

 

ですが、そんな中でも時々ご褒美が待っています。

 

出荷ができないような卵を時々食べれることがあるのです。

 

その日のうちに産んだ卵をゆで卵にして、仕事終わりにみんなで頬張る。

 

スーパーやコンビニに並んでいる卵とは比べものにならないくらい美味しくてビックリしましたw

  

銀の匙でも作業後に外でみんなで食べるシーンがたくさんありますが、現実で味わうことができるとは思っていなかったので、卵のおいしさに少し感動しました。

 

 

まとめ

銀の匙に影響をされ、農業の世界に飛び込んだ体験談について書いてきましたが、僕は元々やりたいことがあって選んだのではなく、アニメに影響をされて転職を決意しました。

 

畑違いの職種からの挑戦は正直怖いところがありましたが、意外と勢いでなんとかなるもんだとも思いましたw

 

アニメの影響は大きく、自分自身を変えてくれる。

 

もし今やりたいことがないなら、アニメを見てみませんか?

 

アニメの影響をきっかけに自分が変わる事がありますので、存分に楽しみながら日々を過ごしていきましょう!

 

以上!おしまい!

 

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